保育士の日常

保育士の処遇改善手当はいくら?いつまでもらえる?

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保育士の処遇改善手当はいくら?

  • 「お給料が低すぎる...」
  • 「仕事量に対して、お給料が見合っていない...」

と保育士が退職する理由のトップになっているのが給与が低いことです。

厚生労働省によると、その給与の低さが理由で5年未満で離職する保育士さんは半数以上もいるということです。

そのため保育士不足は一向に改善されず、待機児童問題は深刻化しています。

そこで政府は、保育士不足に歯止めをかけて離職率を改善するために、平成25年から「処遇改善」の政策を行いました。

今回は保育士の処遇改善手当についてわかりやすく解説していきたいと思います。

保育士の処遇改善手当とは?

そもそも保育士の処遇改善手当とは?

処遇改善手当の正式な言い方は「処遇改善等加算」です。

ですが、一般的に「処遇改善手当」と言ったほうが馴染みがありますよね?

この「処遇改善手当」は、政府が保育士の給与の引き上げを実現するために平成25年から平成29年までの間に月額2万円を増額することを目標として実施されることになりました。

実際に、平成25年4月から全ての保育士を対象に2%(月額約6千円)の給与の上乗せを実施しました。

そして、政府が打ち出した「処遇改善手当」の最大の目的は、保育士の給与引き上げと、キャリアアップです。

待機児童の問題を改善するためには、園を増やすことも必要ですが、保育士不足を解消するほうが優先ですもんね。

一方で保育士の離職率は年々増えているのが現状です。

そして保育士を離職する理由のほとんどが 仕事量が多くて遅くまで残業をやっているわりに(持ち帰りまでして仕事を消化しないと間に合わないことも多々ある)その仕事量に対して見合った給与が出してもらえないからです。

また、保育士を続けていてもキャリアアップすることが難しいという点もあります。

その問題を解決するため国としても予算を組み、対策に乗り出したということでしょう。

そこで新たに「副主任保育士」「専門リーダー」「職務分野別リーダー」という役職を新設しました。

ただし保育士だから誰でもなれるということではなく、勤続年数7年以上、4分野以上のキャリアアップ研修受講など条件があります。

対象者は、園長と主任保育士を除く保育所で勤める全ての人たち(約3分の1の保育士)が対象になります。

このキャリアアップ制度の目的として考えられることは、

技能や知識を習得できるようにキャリアアップの研修をして保育の質を上げ、給料アップの仕組みを構築しするのが目的です。

処遇改善手当の目的は、保育士のキャリアアップを目指して保育の質を上げること、給与を引き上げて離職を減らすことによって、保育士を確保でき待機児童問題の解消をさせたいということでしょう。

処遇改善手当はいくら貰えるの?

では、処遇改善手当はいくら貰えるの?

簡単に説明すると、保育士全体の給料を平成25年から平成29年の4年間で給与に7%の上乗せを達成することです。

さらに、平成27年度からは2%の上乗せも実施され、合計で9%の上乗せとなります。

合計すると約30000円の処遇改善手当がもらえます。保育士の平均月給は20~22万円ですから30000万円近い上乗せになります。

この国からの補助金による給与引き上げの対象者は、園長や主任、パート保育士や派遣社員も含まれています。

さらに平成29年からは、新設された役職のキャリアアップで最大4万円の給与が上がります。

先ほども述べましたが、「保育士処遇改善」の新制度でキャリアアップ、給与アップが確実になりました!

この新制度ができる以前の保育士の役職というと、園長、副園長、主任保育士以外の役職は少なく、現場の保育士たちがキャリアアップを目指すのが難しい状況でしたよね。

保育士を長く続けていても、なかなかキャリアアップに繋がらないことが理由で7~8年目で退職してしまう保育士が多いのも事実です。

この問題を解決しようと、国は改善策として新たに3つの役職を新設したのです。

よって、勤続年数が浅いそれほ若手の保育士や、5~7年目の中堅保育士もキャリアアップしやすくなりました

それでは新たに新設された役職と、もらえる金額について紹介します。

役職によってもらえる金額は、

  • 副主任保育士専門リーダー:月額4万円
  • 職務分野別リーダー:月額5千円

新たな役職に就くためには、さまざまな条件があります。

例えば、各役職に就くには、下記の経験年数が必要となります。

  • 副主任保育士/専門リーダー:おおむね7年以上
  • 職務分野別リーダー:おおむね3年以上

この経験年数というのは、1つの園ではなく、保育士として働いた年数になります。

けれども保育士の経験年数が3年または7年に達するのに少し年数が足りない、場合でも役職の任命は各保育園の判断に委ねられているそうなので、諦めずに1度園長や主任に相談してみると良いでしょう。

保育士の処遇改善手当はいつまでもらえるの?

保育士の処遇改善手当はいつまでもらえるの?

国では、保育士の処遇改善手当ての支給について、平成29年度までを一定の目標としているようです。

保育士の処遇改善手当ては、賃金の引き上げを見てみると、2013年から段階的に上がるように施策が取られています。

けれども実際に現場の保育士さんたちは給与が上がっているのか?についてですが…、私の周りの現役の保育士ママ友たちは現実的に「給料が上がったー!」という実感はないみたいです。

というか、給与明細にもついていないというママ友もいます。

実は、この処遇改善の分配率はある程度基準があるのですが、その配分は保育園側に任せられているそうなんです。

本来なら、毎月の給与で支払うべき支払って頂きたい!と思うのが当然かと思いますが...、保育園によってはボーナスに上乗せされているという場合もあるようです。

私の身近な保育士さんたちの本年は、毎月の給与で上乗せされるほうが収入が増えた実感があるし、毎月の生活費も潤うのに...、と言っていました。

・え?もらえないかもしれない?処遇改善手当?

国から支給される処遇改善費は、そのまま直に保育士に渡るわけではないんです。

処遇改善費は一旦、保育所を運営する経営者のほうに入るようになっています

その後、設備投資費などに必要な金額引かれ後に経営者から→保育園→保育士へと渡される仕組みになっていますから、設備投資費などで使われてしまった場合は、保育士の給与、ボーナスに反映されないこともあります。

つまり保育園によって、毎月の給与で支給されるところ、ボーナスで支給されるところ、また別に手当てとして支給されるなど、実際にはかなり違いがあるようです。

しかし、具体的な金額の上乗せとして出ているのは2%です。

約6000円です...、満足いく金額ではありませんよね?

新設された役職制度は 確かに経験を積んだ保育士に対しては確実な給与アップに繋がりますが、若手の新人保育士や、これから保育士を目指そうと頑張っている人たちにとって2%の給与アップは魅力を感じるのかが疑問ですよね。

保育士の処遇改善は、まだ始まったばかりです、更なる改善を目指して全ての保育士が働きやすく、キャリアアップしやすい環境づくりと給与引き上げを目指してほしいと思います。

まとめ

今回は、保育士の処遇改善手当について紹介しました。

保育士は仕事量が多いわりには給与が見合っていない、低すぎる、という離職理由は納得せざる追えません。

そのため保育士不足は一向に改善されず、待機児童問題もより深刻になる一方です。

保育士の仕事は、子どもたちが安全に過ごせるように保育をすること以外にも、多岐にわたります。多くの保育士が勤務時間外に、持ち帰りサービス残業をして働いているというのが現状です。

責任重大な上に、過酷な労働時間を考えたら、20万円前後の給与では低すぎます!

実際に私の周りのママ友は独身の頃に保育士でしたが、給与、待遇面に納得いかなくて2年で限界がきて辞めたと語っていました。

処遇改善対策は始まって間もないですが、早急に問題解決できるように国も動いてほしいですね。

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