新卒で働き始めた保育園だけど、自分には合わない気がする、ずっとこのまま働き続けることに不安や疑問を抱いている… と考えたときに思い浮かぶのは次の職場ですよね?また、
- 結婚・出産で保育士をお休みしていたけど、そろそろ復帰したい。
- 今の職場より、もっと条件の良いところに転職してスキルアップしたい。
など、さまざまな理由で転職を考えている保育士の方は多いと思います。
そこで今回は保育士の転職活動について詳しく解説いたします。転職を考えている保育士の方にとって参考になる情報が満載です!
ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
面接する前に準備すること
まず1番最初に行ってほしいのが、面接を受ける園の情報収集です。
園のホームページや求人票を入念にチェックします、しっかりと目を通すことで、その園の特徴や園側が求めている人材、仕事内容などの情報を得ることができます。
園の情報収集をすることによって、面接の際に自分から話すきっかけをつくることができますし、園が求めている内容を入れて自己PRができるため、面接官からも共感を得やすいです。
また、園を見学することも大切なポイントです。
園の規模や、同じ職場で働くことになる職員の雰囲気や、実際に保育を行っている現場を自分の目で確認することによって、保育方針を理解することができ、園が求めている人材象を知ることができます。
事前に、情報収集を行っておくことで面接でも受け答えがしやすくなります。
面接は第一印象が大切です!
保育士の面接に限らず転職活動での面接は、やはり第一印象の見た目に左右されることが多いです。
そこで保育士の採用面接で印象良く見られるポイントについて紹介します。
保育士の面接ポイント ①服装
事前に電話連絡したときなどに良く「普段着で来てください」と言われることがありますが、決してジーンズなどの普段着で行ってはいけません!
面接にふさわしい服装は基本的にスーツです。そして、清潔感も大事で、
- ジャケットやスカートにシワがよっていないか?
- 襟元や袖が汚れていないか?
などを必ずチェックしましょう。
また、サイズは必ず自分の体型に合ったものを着用するようにしましょう、大きめのサイズを着用してしまうと逆にだらしなく見えてしまいます。
保育士採用の面接ではリクルートスーツが良いでしょう。
それから、足元も意外と見られているので、ストッキングが伝線していないか?靴が汚れていないか?
面接前に必ずチェックしておきましょう。ストッキングは念のため替えを用意しておくと安心ですよ。
保育士の面接ポイント ②髪型
明るすぎる茶髪はNGです、面接では黒髪が好ましいでしょう。
ロングヘアーの方は耳を出して、後のほうで一つに束ねます。
保育士の面接ポイント ③メイク
面接には必ずナチュラルメイクで!濃いメイクや派手な口紅、マニキュアも避けたほうが良いです。
爪はキレイに切りそろえておきましょう。
面接で必要な持ち物は?
面接の際に関らず用意したいのは以下のです:
- カバン(リクルートスーツに合わせてビジネス用の黒いカバンが良いでしょう)
- 履歴書
- 職務経歴書
- 筆記用具
- 印鑑
- 携帯電話
- ハンカチ、ティッシュ
履歴書と職務経歴書を事前に提出する場合はコピーをとっておくようにしましょう。
保育士の面接で良く聞かれる質問
保育士の採用面接で良く聞かれる質問について紹介します。
志望動機
志望動機は保育士の面接に限らず、どんな企業の採用面接でも必ず質問されます。
保育士の採用面接で答える際に重要なポイントとして、その園を選んだ理由やなぜ? 働きたいのかを具体的に伝えるようにしましょう。
家から近かったので・福利厚生が良かったのでなどの、ありきたりな答えよりも園の情報をしっかりとリサーチして、その園の保育方針に共感した内容などについて話すこと、この園で働きたい明確な理由を積極的にアピールすると良いでしょう。
例として、
貫園の園児一人一人へのきめ細やかな関わり方に共感し、応募いたしました。
このように答えることで、園について詳しくリサーチしてきたとアピールすることができます。
前の職場を辞めた理由
保育士の転職の場合も面接で必ず聞かれる質問です。
採用する園側としては、採用してみたものの、また同じような理由で辞めてしまわないか?心配なため、きちんと確認しておきたいのが理由です。
退職理由が、園への不平不満や職場の人間関係だったとしても、そのまま正直に答えてしまうのは避けましょう。
採用面接を受けた園の面接官から「また同じようなことがこの園で起きる可能性もありますが、その場合はどうしますか?」と質問されることになります。
採用面接での退職理由については、転職することに前向きであることをアピールする内容が望ましいでしょう。
例として、
前の園の園児との関わり合い方が自分の目指していた保育と違っていた。自分の目指している保育を実践している園で働きたいと思った。
いかがでしょう?このような退職理由なら、面接官にも前向きな姿勢が伝わると思いますよ。
また面接官が印象を悪くする退職理由は、
- 人間関係がうまく行かないから
- 体力がもたない、体調を悪くしたから
- お給料が低いから
などです、本当の退職理由が上記だとしても面接官に伝えることは避けましょうね。
どうして保育の仕事を目指したのか?
実は、この質問が1番良く聞かれます。
保育士のお給料は高くはありませんから、お給料が良いという理由で保育園で働くことを選ぶ人はあまりいませんよね?
ではなぜ?保育士を目指したのか?保育士になった理由など面接官は応募者の保育にかける思いや、熱意を聞きたいというのが理由です。
もちろん、「子どもが好きだから」「子どもと関わる仕事がしたかったから」などというという答えでも良いのですが、面接官の心に響きませんし印象も残りませんよね。
そこで!他の応募者との差をつけるためにも、あなたが保育士として子どもと関わってきたなかで得たものや、子どもたちの成長が仕事をする上での糧になっているなど、保育士の仕事の魅力や熱意を伝えることで面接官の印象に残ると思います。
面接の流れ、印象が良くなる受け答えかた
面接の時間には遅れないように余裕を持って会場に到着するようにしましょう。
約束の時間に遅れてやって来るということは、相手からしてみたら時間にルーズで約束を守れない人、常識のない人だと思われてしまいます。
面接の部屋に入る前に3回ドアをノックします、そして面接官から「どうぞお入りください」と言われてから「失礼します」と言って静かにドアを開けて中に入りましょう。
ドアを閉めるときは、音を立てないように気をつけて静かに閉めます。
椅子に直ぐ座ってはいけません、面接官に「どうぞ座ってください」と言われてから座ります。
面接が終わったら面接官の目をしっかりと見て「ありがとうございました」と伝えます。
必ず一礼してから、退室することを忘れないようにしましょう。退室するときもドアは静かに開けて静かに閉めます。
面接での話し方ですが、質問されたことに簡潔に答えるようにしましょう。
早口や、大きすぎる声、もごもごと小さい声で話さず、言葉を選び丁寧にハキハキと話すことを心がけてください。
そして、保育士の採用面接では子どもたちと接しているときと同じように笑顔で話しましょう。
保育士は人柄の良さや、優しさ明るさ、コミュニケーション力も大切なので面接官はその辺りもしっかりと見ています。
まとめ
保育士の転職活動、採用面接について紹介しました。
面接前の準備として、園の情報収集をしっかりとしておくと面接で質問されたときも、スムーズに話すことができます。
面接では第一印象で9割採用か不採用かが決まるとも言われています。印象の良い受け答えかたは簡潔に答えること、はっきりと聞き取りやすい話しかたを心がけると良いでしょう。
今回紹介した内容を参考にして頂き、採用面接がんばってくださいね。